モノと愛着
このまえの日曜日(春節祭の日) 日が暮れようとする頃
恋人の部屋をいっしょに掃除していたら、
彼が昔身につけていたメガネを見つけました。
そのメガネは、柄がありません。 レンズとそのフレームだけ。
ちょうど去年の今頃に、ふと入ったメガネ屋さんで新しい今のメガネを買って、
特に壊れていなかった今までのメガネは、スペアにしようと部屋に置いたのです。
しかし、部屋に置いて2.3日後、自然と柄が取れてしまいました。両方とも。
今まで毎日身につけていたものが、置いたとたん壊れてしまうなんて、
ものすごく感慨深いものがありました。
もうとっくに寿命をすぎて頑張っていてくれたのか、
はたまたお払い箱になったと感じて壊れてしまったのか、
まるでそのメガネに命や心があるかのような出来事でした。
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例えば、家屋
これも不思議なもので、人が住まなくなると途端に色あせてしまうし、傷みだします。
だから別荘なんかもやっぱり手入れが必要だし、
投資用にマンションを買ったとしても、
風通しをよくしたり、掃除をしたりしないとカビ臭くなる。
人間からなんらかの”気”が出ているとか聞いたこともあるけど、不思議なものです。
そう思うと、大事に大事に使われてきたものって艶があるかもしれない。
私はどちらかというと、気に入ったものを長く愛用するタイプですが、
彼のメガネを見て、大切に使おうと改めて思いました。
写真は、私の愛用メガネw